4.第一希望、却下

さて、幼稚園の頃の習い事は、お箏だけでしたが、小学生になると、俄然多忙になりました。

月曜日:そろばん

火曜日:お箏

水曜日:お三味線、そろばん

木曜日:スイミング

金曜日:そろばん

土曜日:お習字、お箏

日曜日:お休み

いま思えば、どれもやらせてもらってよかったものばかり!😍 家族の皆さん、GJ!(笑)

なかでもそろばんは、暗算自体が日常生活でかなり役に立ちますし、そろばんを思い浮かべて正確に計算をする、という作業は、イメージトレーニング力がばっちりつくので、クリエイティブな表現においても、大いに効果を感じます。

ただ、遊びたい盛りのこどもの頃は、どれも渋々通ったものでした。

そんななか、自分からぜひやりたいと熱烈に思えるものがありました。それは……

胡弓です。

胡弓

毎年春になると、お箏の発表会が開催されました。

私も様々な曲で参加させてもらい、舞台で弾く楽しさを満喫、日々の退屈なお稽古の励みにもなりました。

お家元の発表会なので、門下のお師匠さんがたが勢揃いし、お三味線や尺八などの方々と合奏、三曲合奏のアンサンブルの美しさに、ちびっこの私は度々感動したものです。

そのなかにおひとりだけ、胡弓を弾く女性がおられました。

胡弓の素晴らしい音色が三曲のなかで際立ち、いつも凛として、とてもカッコよく、洗練された雰囲気で弾くその方の姿に、ちびっこの私は、春が来るたびに魅了され続けました。

あるとき、お箏以外に、お三味線のお稽古を増やすことが提案されました。大人たちの間では、あっという間に話が進みましたが、当の本人はあまりわくわくしません。

もうひとつお稽古ができるとしたら、私は何がやりたいのだろう……そのとき私は、自分が一番やりたいものがはっきりわかったのです。

「胡弓をやりたい!あの先生のお稽古に行きたい!」

ところが、私の憧れの先生は、東京在住とのこと、千葉から頻繁に送り迎えは難しいため、諦めざるを得ませんでした。


さて、そんな私の憧れの先生の演奏が、YouTubeにあります。

「四本弦」十世藤植流胡弓宗家、山田流筝曲三世山室家元の山室陽子先生です。

一年に一度、発表会でお目にかかれただけの、私にとっては永遠に憧れの先生。

あのとき、私が胡弓を手にし、山室先生に弟子入りしていたら、いまどんなふうになっていたかと思いを巡らします。それはそれで、とても素敵な物語が紡がれたことでしょう。わくわくします!

でも、そんな「たられば」の未来よりも、いまはうんと素敵な未来に辿り着けたのだとも感じています。

このときの経験からも、その後の経験からも、自分に起きることはすべて、そのときの自分にとって、よりベターな選択ができるように導かれていて、それは自分にとってベストの人生を送るために起きていることなのだ、と思うのです。

ちなみに、胡弓の代わりに通うことになったお三味線のお稽古では、とてもやさしいお師匠さんに恵まれて、孫のようにかわいがってもらいましたが、お師匠さんのご体調が崩れてしまい、3年ほどで終わりました。

大叔母から譲り受けたお三味線の撥

人生には度々、自分が良いと思ったことよりも、ずっと良い選択肢や道のりがあるもので、神様(私は無宗教ですが)のプランは、自分ごときが考えつくよりも遥かに素敵で、壮大で、緻密なものだと実感します。

ここで皆さんは、きのうお伝えした「『やってみたい』と思えることをやってみてください」と話が違うように感じるかもしれませんが、いえいえ、ぜひ、やってみたいことを存分にやってみてください。

上手く進んで、楽しんで、喜びを得たら最高ですし、思うようにいかないとしたら、それは自分が思うよりももっと素敵な選択肢や道のりが待っている証です😉

私たちの人生の時間は、歳を重ねていようとも、まだ若くとも、限られた分しかありません。でもいま私たちはこうして生きています。やりたいことをやれるうちに、臆することなく(でもご無理はせず)やってみませんか😍

そのためにも、まずは皆様おからだお健やかに!今日は特に寒いのでご用心を✨

物語は明日へつづきます。

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